2021/12/29 00:05
ポルトガルで食べた忘れられない味として思い出すのは、いつも誰かの家でいただいた家のごはんたち。
なかでもリスボンに住む友人のお母さん、バルバラさんの作ってくれたバカリャウコンナタ(鱈のグラタン)はもう一度食べたい忘れられないポルトガルの母の味です。友人家族みんなと囲む食卓はまた格別だったなと思い出します。
今回はポルトガルを一緒に旅してバルバラさんに料理を教えてもらった料理家のmeme mealさんが、CERAMICA DE MAFRAの器にあうレシピを作ってくれました。ポルトガルの定番バカリャウ(鱈)のコロッケとバカリャウ・ア・ブラス(ポルトガル風ポテトと鱈の卵炒め)。日本で手に入りやすい材料で、できるだけ簡単に作れるように工夫してくれたレシピです。鱈さえ買ってこればキッチンにいつもあるものでできてしまうのも嬉しい。年末年始の食卓で、毎日の夕食に、ワインなど片手にどうぞお楽しみください。
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CERAMICA DE MAFRA のポルトガルレシピブック
2.『バカリャウ・ア・ブラス (ポルトガル風ポテトと鱈の卵炒め)』
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1. 『バカリャウコロッケ』(ポルウトガル風コロッケ)
バルバラさんに教えてもらったポルトガルの定番コロッケ。日本のコロッケよりも随分小さくて、形はスプーン2本で小さなラグビーボールのような形に成形します。小麦粉もパン粉も使わないのに、こんな風に簡単にきれいに揚がることにもびっくりでした。帰国して、料理メモを頼りに作ってみるもののなぜかうまくいかず、、気づいたのが、卵の大きさの違いでした。初歩的なミス。。たねが緩くなり過ぎないように卵の量を調整してます。
干し鱈は日本で手に入り難いので、生の鱈の切り身で代用します。鱈の売ってない季節は、鮭でも美味しかったです。より簡単に缶詰のツナや鮭フレークなどでも代用可能です。
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< 材料 >
じゃがいも 大1.5個
鱈切り身 1切
卵 1/2個(25g程)
玉ねぎ 中1/4
にんにく 1片
オリーブオイル 適宜
塩 小1/4(目安)
胡椒 適宜
イタリアンパセリ 適宜
成形に使用する道具・・スプーン2本
< 作り方 >
① じゃがいもは皮をむき、四等分くらいにカットし、水から茹でる。
② 鱈は皮と骨を取り、分量外の塩を全体的にまんべんなく振っておく。玉ねぎとにんにくはみじん切りに。イタリアンパセリは粗みじん切りに。卵は溶いておく。
③ フライパンにオリーブオイルを温め、にんにくを入れ、香ってきたら玉ねぎを加え炒める。
④ 玉ねぎが透き通ってきたら、水分を拭き取った鱈を加え、ほぐしながら炒める。
⑤ ①に竹串がすっと入るくらいになったら水を捨て、木べらかマッシャーで潰す。
⑥ ボウルに⑤を移し、④と塩、胡椒、イタリアンパセリを加え混ぜ、溶き卵も加え混ぜる。たねが緩くなりすぎないようによう加減しながら加え混ぜるとよい。
⑦ 170度程の揚げ油を用意する。⑥をスプーンに取り、もう一つのスプーンを使って形を作って油に落とし、きつね色くらいになるまで揚げる。
2. 『バカリャウ・ア・ブラス』 (ポルトガル風ポテトと鱈の卵炒め)
玉ねぎと干し鱈を炒めて、千切りフライドポテトを加え、溶き卵で炒めた、ポルトガルの定番家庭料理。干し鱈は日本で手に入り難いので、生の鱈の切り身で代用します。また、ポルトガルでは千切りのフライドポテトが袋入りで売っているのでとても気楽なお料理です。さて、この代用品はどうしようか。。
あの細切りフライドポテトを家で真似して揚げるのがなかなか大変だったので、考え方を変えてみました。私の解釈として、日本では比較的馴染みのあるスペインオムレツの、スクランブルバージョンといった感じでしょうか?スペインオムレツのじゃがいもも、しっかり油で火を通して作るのを参考にして、フライパン一つで作りやすいレシピにしてみました。
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< 材料 >
じゃがいも 大2
鱈切り身 1切
卵 2個
玉ねぎ 中1/2
にんにく 1片
オリーブオイル 適宜
塩 小1/2(目安)
胡椒 適宜
牛乳 大2
イタリアンパセリ
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< 作り方 >
①じゃがいもは皮をむき、マッチ棒くらいの細い千切りにして、水に5分程さらす。水をよく切り、キッチンペーパーでなるべく水分を取っておく。
②鱈は皮と骨を取り、分量外の塩を全体的にまんべんなく振っておく。玉ねぎは薄切りにし、にんにくはみじん切りに。イタリアンパセリは粗みじん切りに。
③フライパンにオリーブオイルを温め、①を揚げ炒める。カリッとしてきたらざるにあけて油を切っておく。
④③で空いたフライパンをそのまま使い、足りなければ油を適宜加え、中火で温める。にんにくを入れ、香ってきたら玉ねぎを加え炒める。
⑤玉ねぎが透き通ってきたら、水分を拭き取った鱈を加え、ほぐしながら炒める。
⑥ボウルに卵を割り入れ、よく溶きほぐし、牛乳を加えてよく混ぜる。
⑦⑤に③を加えて炒め、⑥を全体的に回しいれ、卵が半熟程度に火が通るくらいにさっと合わせ炒める。
⑧皿に盛り、黒オリーブとイタリアンパセリを散らす。
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使ったお皿
CERAMICA DE MAFRA
ポルトガル・リスボンの郊外にある町マフラで100年ほど前に始まった工房「OLARIA GRANDELA」がつくる陶器の皿。柔らかみを感じるフォルムと、地元の赤土に2色の釉薬の織りなす色の濃淡は一点一点異なり、ポルトガルらしい手のあたたかさを感じます。
CERAMICA DE MAFRA オーバルプレートL
online store https://store.castella-note.com/items/32351801
CERAMICA DE MAFRA オーバルプレートM
online store https://store.castella-note.com/items/32351543
CERAMICA DE MAFRA 一覧
https://store.castella-note.com/categories/2673395